温泉・入浴の効能
秋も深まりだんだんと寒くなってきました。
そろそろ温かいお風呂が恋しい季節になってきましたね。
温泉にはたくさんの効能があるといわれていますが、
「とにかく温泉は効く」と思って利用されるとさらに効果が上がるそうです。
温熱効果
体が温まることにより血管が広がり新陳代謝が高まり、体内の不要物の排泄を促し
ます。
42℃以上は緊張、興奮の自律神経(交感神経)が優位に立ちしっかりと目が覚めた
状態となります。
ぬるめ(37~40℃)は、気持ちを鎮める働きをするリラックスの自律神経(副交感神
経)が優位に立ち、落ち着いた気分になります。
水圧効果
湯船に浸かることで体表面にかかる水圧により、全身に圧力がかかり内臓が刺激さ
れ内臓運動となります。
入浴すると水圧で血管が細くなり、血液が心臓に向かって押し上げられます。
その結果、脚の静脈の流れが良くなり血液やリンパ液の循環も活発になっていきま
す。
浮力効果
湯船に首まで浸かると、体重は約10分の1になり、体を自由に動かせるようになり
ます。
体が軽くなった感覚になり筋肉も緩みます。
体の各部分を早く動かすと水の抵抗力が加わり筋力の強化になります。
転地効果(心理効果)
日常生活を離れ景色の良い温泉地に行くと、脳内のホルモン調節や消化といった
生命維持活動を司る自律神経の中枢のスイッチが入ります。
そこでストレスを解消し、精神疲労や病気に効果を発揮するのです。
この効果は5~6日で活発になり、1か月を過ぎると薄れます。
もちろん1泊2日でも転地効果、免疫力向上効果は得られますが、出来れば4~5日滞
在が出来ると良いですね。
発汗効果
現代人は運動不足、クーラーの使用などにより汗をかきにくくなり、汗腺の機能が
低下している傾向にあります。
発汗は大切なことなので、運動により汗をかく習慣をつくりたいですが、実践とな
るとなかなか難しいようです。
手っ取り早く日常行っている入浴により汗をかきましょう。
入浴による温熱効果で腎臓の機能が高まり利尿が促進されます。
入浴は体の老廃物を排泄させやすくするので、正しい入浴法を覚えれば「万病予
防」につながります。
長湯ができ、発汗を促進する「分割浴」「半身浴」などの入浴法を身につけま
しょう。
食物以外からでも水分を摂りましょう。
一日1.5~2ℓが目安です。
入浴前後、睡眠前後をはじめ喉が渇く前に適量の(1回に150ml程度)の水を摂るよ
うにしましょう。
お疲れの方は是非当店にお越し下さい。